おすすめ!UVプロテクトの選び方編 part2(SPFについて)

UVプロテクトの選び方は色々ですが、私個人的にお勧めする考え方の続きです。

■SPF、PAの数値は?

SPFとは、Sun Protection Factorの略で、日焼け(Sunburn)を防止する紫外線防止用化粧品の効果を表す世界的指標として認められています。
日焼けして赤くなる(Sunburn)のはUV-Bが原因といわれますが、赤くなるのを防ぐ数値がSPF値と解釈して大丈夫だと思います。

昔はSPF100の商品とかも日本国内で多く流通してました。
多くの企業はSPF値が大きい方が売りやすかったり、消費者の皆さんも日焼け止め効果が高い方がイイ、ということで、高SPF合戦が巻き起こったといっても過言ではありません。

果たしてそれはイイことなのでしょうか?
前回少し述べましたが、紫外線吸収剤がお肌に合わない人も多いことと、実際にSPF100という機能が必要か?という本質的な問題提議に基づいて、専門家の方々が協議した結果、日本化粧品工業連合会の方でSPF50を上限にするような業界標準が出来あがりました。
また、近年では、明らかにSPF50を上回る機能を有する製品には、「SPF50+」の表記ができるようになりました。

では、SPFはどういう意味を持つ数値なのでしょうか…。

SPF30という数字で考えてみます。
日光にあたって20分経った頃から、日焼け(Sunburn)が始まるお肌のタイプの人がいるとしましょう。
SPF30という数値は、日焼けが始まる時間を30倍遅らせることができる、というイメージです。

つまり、

20分×30=600分=10時間
10時間後に日焼けが始まる、という解釈です。

5分日光にあたるだけで日焼け(Sunburn)が始まってしまう…という方だと、

5分×30=150分後に日焼けが始まる、というイメージです。

つまり、お肌のタイプによって、効果の度合いがかわってきます。

お肌のタイプは十人十色。
自分のフォトスキンタイプを知ることが大切です。

SPFは日焼け止めの効果を示す時間ではなく、日焼けを防ぐ防御能力の指標であるといえます。

しかし、UVプロテクト剤は、時間が経つと効果が薄れてくるので、こまめに塗りなおすことが重要です。

長くなったので、PAについては、次回の投稿で。

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