梅雨も明けて、暑い日が続いていますね。
UV対策していますか?
さみしいものでこのUVプロテクトの選び方のブログも今回で最終回です。
■剤型による選択
(乳液?クリーム?ゲル?それとも?)???
前回、化粧品にはO/WとW/Oの2つの剤型がある!
ということを申し上げました。
★O/W(水ベース)
こちらは最近のUVの流行の剤形です。
ゲルタイプのものが多く、使用感も比較的あっさりと軽いタイプです。
レジャー用のUVプロテクターの主流にもなりつつあります。
UV吸収剤を用いるケミカルタイプも多いと思います。
色んな考え方と嗜好があるので、一概に何とも言えない部分もありますが、あえて…。
水ベースのUVプロテクターは、
・使用感が軽い
・吸収剤タイプが多い
・汗には強くない
ということが言えると思います。
汗や水には強くないタイプが多いので、どんなUVプロテクターも同じことが言えますが、こまめに塗り直しが必要です。
★W/O(オイルリッチタイプ)
こちらは昔からあるUVの剤形で、2層式の振って使うタイプのものや、乳液タイプ、クリームタイプが多いと思います。
オイルリッチなので、
・使用感的には重め
・紫外線反射剤を配合しやすい
・もちがよい
ということが言えると思います。
女性は気にならないかもしれませんが、男性はオイルリッチのタイプは「何か塗ってる感」が強くて、好まない方も多いと思われます。
紫外線吸収剤を配合している商品もありますが、ノンケミカルタイプのUVプロテクターの多くはオイルリッチな処方になります。
なぜなら、紫外線反射材は固形粉末なので、うまく分散してあげないと沈んでしまいます。
だから、ノンケミカル処方は、振って使うタイプや、固めのクリームタイプが多くなります。
うまく分散するには、粘度を高くしなければいけないのですが、そこに乳化という技術や増粘という技術が関わってきます。乳化は水と油を均一な状態に持っていくこと。つまり、オイル(油)が配合されます。
お肌は油との親和性が非常に良いので、「化粧ノリ」と「化粧もち」が良くなります。
また、オイルリッチなタイプのUVプロテクターはベースファンデーションの役割を果たすものも多いです。
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すごく単純&簡単にまとめると…、
■ベースファンデとしても活用できる
■「ノリ」と「もち」が良い
■ノンケミカルタイプが多い
⇒オイルリッチなUVプロテクターです。
一方、
■使用感が軽い
■ゲルなので塗りやすい
■ケミカルタイプが多い
⇒水ベースのUVプロテクターです。
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■使用感が重いものが多い
■石鹸で落ちにくい
⇒オイルリッチなUVプロテクターです。
一方、
■落ちやすい
■もちが良くない
⇒水ベースのUVプロテクターです。
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それぞれの特性と、自分自身の使用感の好み、使用目的に応じて、UVプロテクターを使い分けるのが、賢い作業だと思います。
あと、エアゾールタイプやウォータープルーフタイプ等、いろんなタイプのUVプロテクターが発売されていますが、十人十色で相性のいい商品や、好みが分かれます。
最後に
TIASのUV
ミルクは…、
■ノンケミカル
■振って使うタイプ
■どちらかというとオイルリッチタイプ
■ベースファンデーションとしてもOK
■SPF30、PA++なので、日常使いでは十分
■レジャーに使うときは、こまめに塗り直せばOK
という感じです。
春夏秋冬季節を問わず、UVは降り注いでいるので、日常使いのUVプロテクトとしては十分に使えますよ!